朝、気持ち良く目覚めるには?
年末になり、寒さが身に染みてくる時期になりました。寒さで、朝起きるのが辛くなってきませんか? 毎日の習慣となることを行うことで、気持ちよく起きて、元気に一日を始められるような方法を紹介します。
朝、 起きたばかりの時はなぜ眠いの?
朝起きても、「眠い…zzz」「あぁ、もう少し眠りたい!」「頭がぼーっとする」ってことがありませんか? これは「睡眠慣性(sleep inertia)」と言って、起きた後も寝ているような状態で「脳がまだ眠りたい」と思っているのです。人によってはこの「睡眠慣性」が何時間も続いてしまうことがあります。
この「睡眠慣性」は、睡眠で心身の疲労がきちんと回復されていないことが多いと考えられています。睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪かったりすると、心身の回復が充分でなくなってしまい、脳が「休ませてほしい」とSOSを出しているのです。
朝、目覚めは寝る前から!
朝、気持ちよく起きるためには「質の良い睡眠」が取れているのか?ということがポイントで、寝る前の過ごし方がポイントになります。寝る前はできるだけ心と身体の緊張をとりのぞいて、リラックスできるような時間の使い方を心がけます。ベッドに入る2時間前までには、お風呂(湯船に浸かること)に入って、身体をあたためることがおすすめです。
質の悪い眠りを作る原因として感がられるのが、寝る前の携帯電話やパソコンの画面からのブルーライトです。寝る前に布団の中で、スマホを観るのは楽しく、リラックスできる時間なのですが、スマホの液晶の明るさは昼間の明るさに近いもので、これ刺激となって脳を興奮させ、体内時計がずれてしまい、眠りにくくなることがります。お勧めとしては、1~2時間程の間はできるだけ照明を暗くして、ゆったり過ごしてください。これが「質のよい睡眠」につながります。
朝、起きても眠い時は?
朝、目覚めたら太陽の光をしっかり浴びることで、脳が刺激を受けて、スッキリと目覚めて起きることができるようになります。朝は、日光を充分に浴びる習慣を身につけることをおすすめします。どうしても、太陽の光を浴びることが難しい場合、ライトでも大丈夫です。この場合には、起床時間にタイマー機能を設定して、起きたい時間の少し前に寝室を明るくするなど工夫をしてみてもよいです。
人間は、体温が下がってくると眠くなるという生理的作用があります。朝に、目をしっかりと覚ますには、自分でからだを温めることが良いということです。ベッドの中でできる運動で、手足や体幹を動かすだけです。具体的な方法として、手をグーパーする、足をバタバタする、左右にゴロゴロ向きを変えるなどです。また、声を出すことで、声帯や口角の周囲の筋肉も使うことになり、ますます覚醒効果が高まります。
朝、気持ち良く目覚めるための方法
- ベッド入る1−2時間前に、ゆったりとお風呂に浸かる
- 寝る1時間前にはスマホをやめて、部屋を暗くする
- 朝起きたら、太陽の光を浴びる
- 布団の中で、手足や身体を動かす。声を出す
簡単なことから始めてみませんか? 眠り少しずつ良くしていきましょう。