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睡眠と片頭痛って関係があるの?

睡眠障害と片頭痛の関係とその対策

日本人の身体の悩みとして、約13.2%の方が「頭痛」があると回答しています。頭痛の種類はいくつかあり、頭が締めつけられるような痛みがある「緊張型頭痛」、女性に多いズキズキと痛みのある「片頭痛」、同じ時間の毎日、目(方速のみ)の奥に激痛が生じる「群発頭痛」が代表的な頭痛です。6割程度の方は左右のどちらか一方が痛むことが多いようで、この頭痛と睡眠不足について紹介します。

平成29年度内閣府委託事業「男女の健康意識に関する調査報告書」

そもそも頭痛って何?

頭の痛みは、頭部にある血管が拡張して脳組織を圧迫したり、または延焼することで起きています。頭痛の種類は多いのですが、頭痛の原因となる病気があるかないかで、「一次性頭痛」と「二次性頭痛」のまず分けられます。一次性頭痛は、原因となる病気はないのです。頭痛が繰り返し起きているもので、二次性頭痛は原因となる病気があって起きる頭痛のことです。


一次性頭痛は「慢性頭痛」に位置付けられており、概ね頭痛がある人は一次性頭痛になります。一次性頭痛は、先ほど説明した緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛の3つに分けられます。原因としては、首部や頭部の筋肉や血管が強めに緊張していることが考えられています。
また、二次性頭痛は、病気が起因していることから「クモ膜下出血」、「脳腫瘍」など、脳内に病変がある病気が原因となります。

頭痛は、単に頭に痛みがあるだけではなく、高熱がでたり、吐いてしまうなどの症状もあり、生命の危機に関わるような可能性もあるので、継続した頭痛を認める場合、病院への受診を進めています。

頭痛と睡眠障害の関係性とは?

睡眠障害にある頭痛の特徴は、朝起きた時に起こる頭痛で、慢性起床時頭痛(CMH)と言われています。頭痛のある方の睡眠障害の頻度は増えているようです。睡眠障害が治ると頭痛は軽減するか完治することが多いことから、頭痛と睡眠障害と関係があると考えられています。


頭痛との関係が強いのがREM睡眠と考えられています。片頭痛は、脳内の神経伝達物質やホルモンバランスなど複合的な現象が原因である考えられていますが、明らかな機序はまだわかっていません。

群発頭痛や慢性発作性片側頭痛は、REM睡眠と関係しており、夜間の発作はREM睡眠の状態と一致して起こることが分かっています。また睡眠時に無呼吸を起こすことが多く、夜間帯に低酸素状態となることで群発発作が起こりやすくなることがわかっています。

普段よりも長く眠った後に起きる頭痛

睡眠中に起こる頭痛として、仕事のない休日に起きることが多いことがあります。これは、平日よりも長い時間を眠ることになるので、睡眠リズムがずれてしまうことで脳が混乱してしまったことが原因として考えられています。

仕事のある時の睡眠時間は6~7時間程度ですが、休日にでは、眠ってしまい9〜10時間になってしまい、睡眠時間が大きく変わってしまうことになるのです。
睡眠時間が変わってしまうことで睡眠リズムもずれてしまい、自律神経も乱れ流ことになります。脳内の血管収縮-拡張のリズムは自律神経に管理されており、その自律神経バランスが崩れてしまうことで「頭痛」が起きてしまうということです。

また、睡眠時間が長くなり過ぎることで身体各所の血行が悪くなります。眠っている間は、心身がリラックスするため、血管の緊張も緩んで拡張することになり、血管拡張により頭痛が起こることがあります。逆に、血管を緊張させるために「セロトニン」という脳内ホルモンで、血管を緊張させておます。

普段よりも、睡眠時間が長くなってしまったことで起こる頭痛は、時間が経てば解消されることが多いので、深刻に悩む必要はないと思います。

自律神経の乱れと血行不良が寝不足で起こる頭痛

寝不足が続く事で、筋肉の張りが強くなり、リラクゼーションすることができなくなります。睡眠によって身体を休めることで、筋肉がリラクゼーションできることになります。

睡眠不足となることで、脳や筋肉が休むことができないことで緊張状態が続き、脳の血管は圧迫されることになります。この脳への圧迫された状態が続くことで、血流が悪くなることから、筋緊張を緩め、血液の流れを促すことを目的としたセロトニン(脳内ホルモン)が分泌されます。セロトニンの作用により血管が拡張され、その際に脳の神経が刺激され、頭痛が引き起こされることになります。


また、自律神経系の乱れも同様に睡眠不足により起こるものであり、頭痛の一因になります。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分けられ、「交感神経」が働くときは運動や興奮している時、「副交感神経」は主にリラックスしている時にそれぞれ働く神経になります。この2種類の神経で血管の収縮-拡張を調節することができます。

通常、睡眠状態になると、心身が休息する状態に移行するため、副交感神経が優位に働くことになります。しかし、寝不足の状態が続くということは、心身が休むことなく、活動する状態が続くことであり、交感神経が優位に働く状態となることで、自律神経バランス乱れてしまいます。心身が活発になる時間帯が続くことになるので、疲労が蓄積することになり、血行も悪くなるので頭痛が起きてしまいます。

ストレスが頭痛を引き起こしているのか?

日々のストレスが解消されずにいると、心身にダメージを蓄積することになり、頭痛を引き起こしやすい状況に至ることになります。つまりは、ストレスを解消することでは睡眠の質が改善され、頭痛を軽減することになります。

ストレスを受けることで、抗ストレスホルモンとして副腎皮質からアドレナリンとコルチゾールが分泌されます。

コルチゾールは、体内の健康を維持するために必要なホルモンでです。脳で最終的に吸収され無害なものなのだが、長期間のストレス状態になると、コルチゾールで脳内が一杯になり、海馬の神経細胞を破壊すること分かっており、うつ病と関わっていると言われています。

ステロイドは、血圧を上げたり、痛覚を鈍麻させたりする作用でストレスと戦おうとする良いホルモンなのですが、長期に渡ってしまうと、末端の血行不良、内臓機能低下、便秘などの不調をきたし、自律神経失調症にまでなってしまいます。ステロイドの血圧上昇の時に、血管が拡張し、頭痛を引き起こすことなります。

睡眠不足で起こる心身リスク

これらから『頭痛』を回避するのは!!

・ 寝不足からの心身疲労を回復させる

どうしても忙しく、睡眠時間を確保することが難しい場合、睡眠時間を補う方法としては、昼寝はいかがでしょうか?
昼寝をすることで、集中力やモチベーションは回復し、ストレスの軽減を墓あることができます。理想としては、昼寝前にカフェインを摂取し、20−30分程度の昼寝時間がお勧めです。

寝不足に昼寝が効果的!?
・ 運動でストレスを減らし、睡眠の質を上げる

運動を行うことで、ストレスに対して効能のある脳内物質セロトニンが分泌されます。セロトニンは、気分や感情をコントロールして心の安定を保つ働きをするのですが、不足すると精神が不安定となり、うつ病となることもあります。
運動を始めてから、5分程度でセロトニンの分泌が開始され、20分以上続けることで分泌量がピークとなります。心地の良い精神状態となることで、睡眠の質が高まり、頭痛を回避することができます。
セロトニンを効果的に出すには、リズム運動や大人数で行うとより良いようですので、試してみてください。

睡眠はストレスを解消させる
参考文献:
臨床神経,神経疾患における睡眠障害「頭痛と睡眠障害」, 2014;54:991-993
神経治療,頭痛疾患における睡眠障害とその対策,2018;35:556-560

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