Blog

Blogブログ
Blogブログ
Blogブログ

ブログ 

良い睡眠のためのベストな寝具の選び方

不眠は生活習慣で変わるけど、寝具も大事

目次

不眠の原因は生活習慣だけなのか?

 現代の蔓延する「睡眠障害」。睡眠の自覚症状としては、十分に取れていない、不眠、寝付けない、夜中に目が覚めて眠れない、朝起きれない、日中に眠くなってしまうなど様々な問題を抱えています。睡眠不足に陥ると、精神的なストレスが増えて感じるだけでなく、身体の重さ・鈍さだけでなく、免疫力も低下させてしまいます。
 このような状態で、仕事や学業を行なっていると、効率が悪くなり、生産性の低下したり、ミスや事故を引き起こしてしまうことも十分に考えられます。
 これまでに、「睡眠を変えてパフォーマンス・アップ 超・快眠セミナー」では、様々な不眠に対しての睡眠提案を行なってきました。睡眠の生理を理解し、眠りの仕組みを知ることで、生活習慣を見直すところから始めています。

 ・朝起きて光を浴びる
 ・二度寝はしない
 ・朝食を摂る
 ・昼寝をするなら午後2時ごろに20分程度まで
 ・夕方午後6−8時ごろまでに夕食・運動を行う
 ・入浴を寝る1−2時間前に済ます
 ・就寝1時間前からスマホ・PCの使用は避ける
 ・眠りつく時に床に着く

起床から就寝までの生活行動を見直すことで、自然な睡眠リズムを再び取り戻し、睡眠を改善することができます。
下記は過去に眠りについて書いたブログの記事なります。

眠りの習慣を変えるだけで良いのか?

睡眠、睡眠障害、寝具が変わってしまうと眠れなくことがある。

 これまでのように「睡眠を変える」のは睡眠習慣を見直すことで解決するということを説明してきましたが、本当それだけなのでしょうか?
 泊まりがけの旅行や修学旅行に出かけた際に、眠りにくかったことはありませか。気持ちが昂ってしまい交感神経が優位となって眠りにくくなってしまった可能性もありますが、枕や布団が変わって眠れないという可能性もあります。

 私たち人間は、眠ることが自然にできるです。疲れたら眠る、夜になったら眠ることで、睡眠は脳や身体の疲れを取るためにとっては欠かせないものなのです。


 生活習慣を整え、眠りやすい状況になっているにもかかわらず、寒い・暑い・蒸れるなどの温度・湿度の環境、硬い・柔らかい・痛い・くすぐったいなど不自然環境はストレスとなって「安眠」を妨げられてしまいます。

 すなわち、睡眠が取れる生活にしたとしても、睡眠を取る場所の環境が悪ければ眠れない・・・不眠になってしまってもおかしくはないということになります。

ベストな寝具はあるのか?

 甘いものが好き・辛いものが好きと言ったように嗜好には人それぞれ好みがあります。なので、寝具にも、暑い・寒い、仰向きor横向き、性差、生理学的な面からも基礎代謝量の違いが人によって異なります。ということなので、個人別に眠りやすくなる環境や寝具が変わってきます。

 ということは、いくら他人が良い品物だからといっても、あなたに合う保証は全くありません。自分の骨格や体質、寝る姿勢等に合う寝具が必要になるというわけになります。


 言いにくいですけど、オールマイティな寝具はありえないと筆者は考えています。

体験談になりますけど、周りが良いというから低反発系のベッドを購入したのですが、身体中が痛くなりました。筆者は寝返りをもともとあまりしないタイプの寝相だったのです。
なので、沈み込み型のマットレスでは寝返りが打てなくなりますので、やや硬めの布団の方が寝返りと打つことで、体の痛みがなくなるということになります。

自分に合う寝具を選べるようになろう!

 自分にどのような寝具が合うかどうかは、寝具の機能を理解することが大事になります。寝具のイメージは、あまり重要に感じていない方も多いかと思いますが、快適な睡眠を作り出すためのアイテムとしてとても必要なものになります。単純に考えると、肌触りの良いお好みの素材を使うことで、より快適な睡眠を取ることができ、素材によっても様々な効果を生んでくれるのです。

機能を知って自分の体質を知ったとしても、気持ち良く感じて眠れることが重要なので、それで決めてもよいと思います。
 睡眠生理を知るとともに、自分の体質に合う寝具を活かしていくことが眠りをより良いものに変えていくことができると考えています。
人間は1度の睡眠で、コップ1杯分の汗をかきますので、ベストな睡眠を得るために必要な保温性、吸湿性、放湿性が一つの指標になります。

 ・保温性:睡眠中の身体の体温低下を防ぐ効果
 ・吸湿性:睡眠中の湿気を吸収して最適な湿度にする効果
 ・放湿性:睡眠中の湿気を外へ放出する効果

マットレス

マットレスは、シーツの布地で肌へのあたりが変わってくるため、表面の素材についてはそこまで気にしなくても良いと思います。
ベッドのマットレスを選ぶとき、『硬さ・柔らかさ』に注目して選ぶことが良いでしょう。1番大切なことは睡眠時に身体へのストレスを最小限にすることであり、睡眠に必要な快適な温度・湿度が取れて、寝返りが自然に起こりやすいなどのバランスが取れていることがポイントになります。また、マットレスは1日1/3は使用することになるものなのですし、一度購入すると10年以上使う方多いとのこと。つまり、10年間だと25,000時間程度は利用するものになるので、寝ている間の身体をしっかり支えるものになるので、適切な素材を選ぶことも必要になります。

コイルマットレス

○ボンネルコイルマットレス
耐久性・通気性ともに優秀なのがボンネルコイルマットレスです。基本的には、弾力性が高いので硬め分類に入ります。価格は手頃なので、購入はしやすいのです。内部コイルが連結構造になっているので、少しの反動でも揺れが大きく、揺れが気になる方はダメかもしれません。逆に、柔らかい寝心地が苦手な方や多少の揺れは気にならないという方は問題なく眠れると思います。


○ポケットコイルマットレス
ボンネルコイルとは違い、コイルが独立して配列されているため、耐圧分散機能に優れており、体を全体で支えてくる感じがあります。ボンネルコイルマットレスよりも割高になりますが、揺れがそれほど気になりません。但し、耐圧分散機能が優秀であるが故に、体が沈みこみやすくなるので、体重のある方は寝難くなるかもしれません。

低反発マットレス

低反発マットレスは、衝撃吸収材としてシリコンやポリプロピレンを原料としているて、重みに応じてゆっくりと体が沈んでいくマットレスです。この素材が包み込まれるような快適な寝心地が作るので、体に圧迫を感じないようにさせます。しかし、沈み込んでしまうため、体重が重い方ですと、寝返りがうてない可能性があり、寝返りができないことで体に負担をかけてしまうこともあります。また、素材が気温によって硬さが変わってしまう、夏場は柔らかくなりすぎてしまうこともあります。

掛け布団

掛け布団は、睡眠中の布団内部の温度と湿度を適切に保ち、体を冷やさないようにしてくれます。ポイントしては、ベッドマットレスの時と同様に寝返りを妨げないことです。体の上にかけるものなので「軽さ」があること、睡眠中の快適温度を保つための身体への「フィット感」が需要になってきます。私たちよく知る、羽毛・真綿布団と合成繊維布団での違いと説明をします。

羽毛布団または真綿布団

羽毛・真綿の特徴は、保温性に優れているところです。また、外からの温度が伝わりにくいため、冷えることもありません。保温性にも優れているため、布団内部は快適な睡眠環境を提供してくれます。重い素材ではないことから、フィット感もあり、放湿性もあることから、掛け布団としては、優良なものであると思います。

合成繊維布団

羽毛・真綿のような天然素材ではなく、ポリエステルなどの化学繊維で中綿を詰めている掛け布団のことを言います。最近は、技術が進歩しており、化学繊維でも羽毛に近い温かさや機能性を備えた素材も出てくるようになりました。天然素材と違い、埃が舞いにくいので、埃系のアレルギーのある方には良いと思います。1番のポイントとしては、布団自体を丸洗い出来てしまうので衛生面で、清潔に保ちやすいというところも大きなところです。

毛布

毛布を選ぶ上で重視するポイントは「保温力」です。なぜかというと、布団だけでキープすることが難しい時に、保温補助するのが毛布であり、布団度同様に保温効果が求められます。但し、電気毛布のように製品自体が発熱するようなものは、身体が強制的に温められてしまい、覚醒状態になり、眠りの質を下げてしまうことになります。また、低温火傷などのリスクもあるので、筆者としては、電気毛布はあまり勧めてはいません。
温めるということは、体は熱を発するので水分が毛布内にも篭ることになるので、吸湿性も必要な要素になってきます。素材としては、合成繊維と天然繊維があります。

天然素材

○シルク
シルクは、軽くて保温性に優れているだけでなく、汗を素早く吸収してくれるため、最適な睡眠空間を提供してくれます。また、帯電しにくい素材であることから、静電気が発生しないので、埃などのアレルギーのある方も安心して使えます。

○ウール
ウールは、保温力、吸湿性、放湿性に優れていると言われており、布団内部の暖かさを維持したまま、快適な湿度を保てるという毛布になります。最近では、化学繊維を織り交ぜたものもあり、効果が異なってしまうことがあるので、素材の成分の確認が必要です。毛玉ができやすいので、お手入れにも注意が必要になってきます。

○カシミヤ
カシミヤは、間違いなく高級素材です。肌触りは良いですし、保温・保湿性にも優れているのに軽く、寝心地の良さを作ってくれます。高級な素材ですので、高価でありますし、管理が難しく、せっかくの肌心地が変わってしまうこともあるため、ドライクリーニングが基本です。

○綿(コットン)
綿(コットン)、は肌触りやわらかで吸湿性に優れた素材です。ウールに比べると保温性に欠けることと、どうしても重さを感じるかもしれません。羊毛素材と比べると、取り扱いや購入はしやすいと思います。

化学繊維

○アクリル
アクリルはとにかく耐久性が高く、15−20年くらい持ちます。もともと、羊毛に似せた化学繊維なので、ウールに似た肌触りになっています。保温性は高く、天然素材よりもリーズナブルで、シワや虫食いがないので管理が行いやすくて良いです。天然素材と比べて、吸湿性が低いため、睡眠中の布団内の湿度が高くなってしまい、寝心地を悪くしてしまいます。

○ポリエステル
ポリエステルは、フリース生地で有名な素材です。ワになりにくく、保温性・耐久性が高く、軽くて、柔らかさもあり、発色ができるので人気があります。家庭の洗濯機で洗えたりするので、管理が楽なところはメリットになります。吸湿性は低く、睡眠中の湿度管理が難しいことや帯電しやすいので静電気が起こりやすいのがデメリットになります。

○マイヤー
マイヤーはポリエステルやアクリルなど合成繊維のことを言います。毛足が長いこと、滑らかな手触りが特徴で、価格帯も手頃でもあるので人気があります。保温性には優れていますが、吸湿性はやはり低いです。難点としては重量で、1枚3kg程度あります。また、特徴である毛足で保温を担保しているので、毛の性能が落ちると、保温力が低下してしまいます。

枕は、頭部・頸部の隙間を埋める役割があります。この隙間を埋める際に、枕が高過ぎたりすると、首の痛みや肩こり、いびきなどが起こりやすくなります。逆に低過ぎても頭痛や肩こり、顔のむくみなど、睡眠だけではなく、体の痛みとして生活に支障をきたしてしまいます。
自分にあった枕を探す際には、『形状』、『素材』、『高さ』の3つを確かめる必要があります。

『形状』
S字カーブの基点である頸部を無理なく支える構造であることが重要です。人間は寝ている間に寝返りを20~30回するので、仰向け・横向きに対応できるものが必要です。寝た際に、首筋を支え、後頭部の丸みを受けとめてくれる感じのある形状の枕が良いでしょう。また、寝返った際に無理なくできるか確認してみた方が良いです。

『高さ』
正直、体格や骨格など体型に左右されるのが高さですので、人それぞれになります。この高さが適切になると、リラックスした自然の姿勢が取れ、マットレスと頭部・頸部の間のすき間をきちんと埋めてくれることで快適な睡眠を生み出してくれます。これも、寝た際の自分の好みや感覚を信じることが大切だと思います。尚、一般的に男性は高め、女性は低めを好む傾向があるようです。

『素材』
いろいろなものがありますので、使い慣れた感触の素材で違和感なく使用するものが良いです。
 以下に枕の素材について書いてみましたので、参考にしてみてください。

ポリエステル

加工して綿に似せることが多いです。ふわふわと柔らかく、弾力性をもっているので、枕やクッションに使われることが多い素材です。柔らかめが好みの方ですと使いやすい枕ではないかと思います。使い続けると、弾力性がなくなり、ヘタってくるので、使用感が変わってきてしまいます。

羽根(羽毛)

水鳥の羽根を使用していて、ふんわりして柔らかく、なにより高級感があるのが特徴になる素材です。通気性が良く、吸湿・保温・発散性にも優れています。管理が難しく、水洗いができなかったりするので、陰干しなどをこまめにして衛生面を保つ必要があります。経年劣化で弾力性・ボリューム感がなくなってしまいます。

ビーズ

発砲ビーズを極細小にした素材です。主にクッションなどに使用されています。ビーズ特有の独特な感触で、細かい素材の集合体となることから、流動性があるので形状が一定にならないのが特徴になります。形状をその都度合わせられることが、メリットになるのですが、形状が一定にならないことで、頭の置き位置が安定せず、落ち着かないデメリットもあります。ビーズ自体の耐久性は高いのですが、覆っている生地が伸びて形状を維持することができなくなってしまうと、寝心地が悪くなってしまいます。

そばがら

そばの実の殻を乾燥させた素材で、昔から広く普及された枕の素材です。基本的に硬めの枕として扱われています。通気性や吸湿性が優秀な素材です。大体1年くらい使い続けると、潰れたそばがらの粉が出てきてしまい、アレルギーや喘息などを持病で持っている方は取り扱いには注意が必要になります。管理が十分にできていないと、虫がわいてしまうリスクがあります。

パイプ

ストローを短くした形状のプラスチックの素材です。通気性は抜群で、耐久性にも優れています。長期に使用しても、素材が潰れにくいので、耐久性は優秀です。硬めとなるように加工している素材ですので、柔らかめが好きな方は合わないと思います

まとめ

いかがでしたでしょうか?
寝具は奥深いですね。大きさや形状、素材など様々あります。これはそれだけ様々なニーズがあるということです。なので、実際に体験してみないことにはわかりませんので、いろいろなところで体験使用してみてから購入してみた方が良いです。筆者も枕選びは何回も失敗して辛い思いをしています。

SHAREシェアする

ブログ一覧

HOME> ブログ >良い睡眠のためのベストな寝具の選び方